『J-POPにありがちな歌詞へのツッコミ』にツッコんでみる
平成と言う時代を回想するうえで欠かせないのが「J-POP」です。
J-POPを代表する曲は、詞・曲・歌の要素を鑑みて、2004年に発売されたこれでしょう。
「J-POPが良くわからない」という人は、とりあえずこの曲を聴けばほぼ理解できると思います。
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2009年くらいから、ネットの掲示板で、「J-POPにありがちな歌詞を揶揄」する内容が話題になり始め、以降も忘れた頃にツッコミが入るようになりました。
【曲名考えてない】
作詞:>>1-20、俺君が僕に教えてくれたんだ
本当は分かってた 君のこと好きだってことタイトなジーンズに ダボダボのシャツねじこんで
目を閉じると君の姿が見える in the green field
「愛してる」って言おうとして すぐに消えてしまう
でもひとりじゃない ありがとう 君がいてよかった
引用元:暇人\(^o^)/速報 : ありがちすぎてウンザリな歌詞 - ライブドアブログ
確かにJ-POPの市場規模が拡大し、供給が追い付かなくなって安易な“最大公約数”的な歌詞が増えていることは事実でしょう。
しかしそれは市場原理であり、ある程度は仕方のないことではあります。
皆が皆、深く考えて音楽を聴いているわけではないのです。
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最近では、2018年12月25日に放送されたラジオ番組『アッパレやってまーす!』(MBSラジオ)内で、お笑い芸人スピードワゴンの小沢一敬さんが、
「当たり前過ぎることを詩で書き過ぎて、それをみんな共感してるっていう」「だから、『砂糖が甘い』みたいな歌詞を書いて、若者が『分かる』って言うのは、チャンチャラおかしいね」
と、日本の音楽事情を痛烈批判したことが目新しいです。
まあ、これが音楽評論家やミュージシャンだったら、言ってることはもっともだと思います。
でも小沢さんはお笑い芸人ですよね。最大のツッコミどころは、
「なんでここで笑いを取りにいかないの?」
っていう事なんです。
私だったら、即興でワンフレーズくらい「当たり前すぎること」を並べて歌っちゃって笑わせに行きますけどね。
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とはいえ、もうすぐ卒業シーズンですから、「桜」ソングが量産されることは既定路線です。
こうした安易な売り方を肯定はしたくありません。皆さんも「さくらボイコット」しませんか(笑)。
桜は日本の伝統的な原風景と思われていますが、もともとは朝鮮王朝から輸入されてきたものです。
同様に、韓国の唐辛子も日本から輸出されていったものだったりするので、ちょっと考えればいかに安直なイメージに流されているか判るものです。
まあ、あまり深く考えずに音楽を聴くというのも一つのスタイルですので、「ありがち」とかツッコんでイキりすぎるのもよくないね! という話。